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『マトリックス』(''The Matrix'')は、1999年のアメリカ映画。もしくは、それ以降のシリーズの総称でもあり、この映画を題材にしたアメリカンコミックのこと。1999年9月11日日本公開。 SF作品であるが、カンフーファイトのテイストも含んでいる。ストーリーの各所にメタファーや暗示を置き、哲学や信仰というテーマも表現している。従来のCGにはない、ワイヤーアクションやバレットタイムなどのVFXを融合した斬新な映像表現は「映像革命」として話題となった。 1999年のアカデミー賞では視覚効果賞、編集賞、音響賞、音響編集賞を受賞。 == あらすじ == トーマス・アンダーソンは、大手ソフトウェア会社のメタ・コーテックス〔同名の企業 が実在する。〕に勤めるプログラマである。しかし、トーマスにはあらゆるコンピュータ犯罪を起こす天才ハッカー〔「ハッカー」ではなく原理的な意味でクラッカーと表現するべきという動きもあるが、現実のアメリカのセキュリティ企業やハッカーグループの多くはクラッカーよりもハッカーを圧倒的に多く使っており、コンピューターに侵入する意味でハッキングと呼びそれを行う人間をハッカーと呼称するのはしばしば日本では誤解されているが決して誤用ではない〕ネオという、もう1つの顔があった。平凡な日々を送っていたトーマスは、ここ最近、起きているのに夢を見ているような感覚に悩まされ「今生きているこの世界は、もしかしたら夢なのではないか」という、漠然とした違和感を抱いていたが、それを裏付ける確証も得られず毎日を過ごしていた。 ある日、トーマスは「起きろ、ネオ」「マトリックスが見ている」「白ウサギについて行け」という謎のメールを受け取る。ほどなくしてトリニティと名乗る謎の女性と出会ったトーマスは、トリニティの仲間のモーフィアスを紹介され「貴方が生きているこの世界は、コンピュータによって作られた仮想現実だ」と告げられ、このまま仮想現実で生きるか、現実の世界で目覚めるかの選択を迫られる。日常の違和感に悩まされていたトーマスは現実の世界で目覚める事を選択する。次の瞬間、トーマスは自分が培養槽のようなカプセルの中に閉じ込められ、身動きもできない状態であることに気付く。トリニティ達の言ったことは真実で、現実の世界はコンピュータの反乱〔このコンピュータの反乱については、『アニマトリックス』を参照。〕によって人間社会が崩壊し、人間の大部分はコンピュータの動力源として培養されていた。覚醒してしたトーマスは不良品として廃棄されるが、待ち構えていたトリニティとモーフィアスに救われた。 トーマスは、モーフィアスが船長を務める工作船「ネブカドネザル号」の仲間として迎えられ、ハッカーとして使っていた名前「ネオ」を名乗ることになった。モーフィアスはネオこそがコンピュータの支配を打ち破る救世主であると信じており、仮想空間での身体の使い方や、拳法などの戦闘技術を習得させた。人類の抵抗軍の一員となったネオは、仮想空間と現実を行き来しながら、人類をコンピュータの支配から解放する戦いに身を投じる事になった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「マトリックス (映画)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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